|
このコーナーでは、毎回巷にあふれる様々な商品の中から、その存在自体不思議な物の怪テイストのアイテムをエッセイ風に紹介します。
|

輸入雑貨店で久しぶりに面白い商品と出会った。その名も「ビッグフット」。ビッグフットはUMA好きなら御存知の通り、アメリカ太平洋岸北西部の山岳地帯一帯で目撃が報告されている直立二足歩行の獣人の事である。身長2メートルを超える類人猿タイプの怪物で、今まで度々写真や映像での撮影に成功している。この商品はその足を象ったケチャップスタンドである。デザインは4本指の猿のような足の形(ってビッグフットの足の指って4本だったっけ?)で、赤いポリプロピレン素材。パッケージにはビッグフットが微笑んでいる。ケチャップは横にしておくと、最後の方は出しづらくなる。だから逆さに置いておくといいのだが、そうすると蓋の方が小さいので倒れてしまう。そこで登場するのが、このビッグフット。ケチャップの蓋部分に取り付ければ、立ちにくい容器を逆さの状態で立てる事が出来る。しかもスタンド自体がキャップになっているので、ホルダーを外さなくてもキャップをパチンと開けばケチャップを絞り出す事が出来る。柔らかくて安定しない上にお尻の大きなチューブを支えるには、それなりの設置面積が必要なので、必然的にキャップに対して少々大きめのスタンドになってしまう。日本のデザイナーならば、そんな時、如何に大きさを目立たせない、邪魔にならないデザインにするかを考えると思うが、そこは遊び心に溢れたアメリカ製。大きさを逆手にとったようなネーミングをつけ、デザインも毛むぐじゃらの足にしてしまった。物怪グッズとしての完成度は窮めて高い。おそらくビッグフットグッズとしても貴重かと思われる。とはいうものの、日常的にケチャップを使わない私達日本人にとってはあまり有り難みを感じないのもこれまた事実。実際我が家でも食卓に醤油は置いていてもケチャップを出しておく事はそうそうない。まずは食生活からアメリカナイズする必要があるかもしれない。価格は輸入雑貨店で750円。ちなみにこれはHairyfootというタイプで、ギリシャ宮殿の支柱を思わせるDecofootというシンプルなタイプもある。
|
|