今回我が社が展示をさせて戴いたのは明治二年創業の呉服店・はしまや呉服店さん。国の登録文化財である店舗兼住宅を始め、中庭の樹齢250年のさつき等々、気品と風格を兼ね備えた老舗です。また文化人の集うお店としても有名で、かつてはかのサルトルやボーヴォワール、司馬遼太郎等も訪れたそうです。そんなはしまや呉服店には7つの蔵があります。その内の一つである米蔵を改装して造ったのが「夢空間(サロン)はしまや」。普段はコーヒーやお抹茶を出す喫茶室として営業し、要望があればコンサートや講習会、展覧会などのイベントスペースとしても貸し出しています。今回はこちらのスペースをお借りして、お化け屏 風を飾らせて戴きました。怪長の実家・倉敷という事もあり、この屏風祭には怪長・天野行雄の個展という形で参加しました。しかも今回は倉敷で僧侶をしている怪長の兄、こうゆうとの初のコラボレーションも実現しました。こうゆうの描く、仏画の屏風が通りに面した呉服店のショーウィンドウに展示され、弟、行雄のお化け屏風が奥の蔵で展示されました。まさに裏と表、、陰と陽の異色のコラボレーションとなりました。

(c) KANZAKI,Junichi

怪長の兄、こうゆうの作品「ほほえみ屏風」
やわらかい線の仏の墨繪。鮮やかな彩色が
施されています。はしまやのウィンドーに
展示されました。



(c) KANZAKI,Junichi

怪長の作品「お化け繪屏風」
米を改修したサロンスペース
に灯りを仕込んで展示されま
した。小さな物は天井近くや
床にも飾りました。